神輿の担ぎ手を増やすため、地元の子どもたちに興味を持ってもらおうと、中原みこし連(立原和行会長)が先月27日、三社宮(下沼部)の境内で親子向けに勉強会を初めて開催した。
当日は、長年神輿を担いできた同みこし連メンバーおよそ20人が指南役に。参加した向河原こども会の親子25人に対し、神輿が神様の乗り物であることや担いでまちを練り歩くことで無病息災を願い、穢れを払う意味を持つことなどについて説明した。子どもたちは、三社宮奉賛会の協力を得て、秋の祭礼で大人が担ぐ神輿を体験。木槌の「かけや」を用いて縄をきつく結ぶ、担ぎ棒の組み立てから学び、飾りをつけた神輿を肩で担いで境内を歩いた。
参加した坂井文恵さん・千騎くん親子は「組み立てから見られるのはなかなかない機会。初めて知ったことがたくさんあった」と感想を語った。
この催しは子ども会からの依頼を受けたのがきっかけ。みこし連は地域での担ぎ手を増やすためにも日ごろから神輿を身近に感じてもらおうと、初の開催となった。
催しを取り仕切った下沼部睦会の魚住誠治会長は「子どもたちに教えるのは初めて。奉賛会が神輿の使用を許可してくれたことに感謝したい。神輿やお祭りなどを通じて、地域のつながりや世代間交流など発展につながるよう、これがモデルケースとなって他の地区でもできれば」と話す。
中原みこし連は、地元神輿の担ぎ手不足を地域で助け合おうと、2008年に発足された。区内にある神輿の担ぎ手団体が任意で所属している。
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