5月の恒例イベント「大船まつり」が13日(日)、芸術館通りや鎌倉女子大前広場などの大船駅周辺8ヵ所を会場に行われる。昨年は、東日本大震災の影響で中止となったため2年ぶり。同実行委員会では、約5万人の集客を見込んでいる。雨天中止。今回は鎌倉芸術館が初参加、共催企画としてマリンバとパーカッションのコンサートを開く。
目玉は、鎌倉芸術館周辺から大船駅東口を経由してぐるりと巡るパレード。
松尾崇鎌倉市長とミス鎌倉が先導し、鎌倉女子大学中高等部マーチングバンドをはじめ離山の子ども神輿、ロックソーラン、民謡民舞、バトンとチアダンスなど、年齢層幅広くバラエティーに富んだ10団体が大船の街を練り歩く。三菱電機を午前10時30分に出発する予定。
女子大前の「あそび広場」では、7、8人の絵師による人気の似顔絵コーナー、また、三菱電機照明(株)では、市消防のはしご車の体験乗車も。4コンサート会場では迫力の和太鼓、大船高校や大船、岩瀬中学校などの吹奏楽部による演奏、本部前では5年前に歌詞が発見され復活した大船音頭も楽しめる。中央労金前通りのフリーマーケット会場には、約80店舗が出店予定。
その他、一輪車によるパフォーマンス、模擬店では、つきたて餅、焼きそば、綿菓子、ビールにジュースなどの屋台が並ぶ。
第9回となる大船まつり。開催するまでには紆余曲折があった。
第1回から実行委員長を務めている江間秀男さんによると10年ほど前に、大船の活性化を目的に市からイベント開催の提案があったという。それを受け、地元の3商店街や自治町内会、企業らが、地域を巻き込んだ「まつり」の実現に奔走。運営資金の調達で暗礁に乗り上げつつあったものの、2004年に何とか第1回開催に漕ぎ着けた。今では、推定で約5万人(一昨年、主催者発表)を集客する一大イベントに成長している。
江間さんは「地元商店街をはじめ企業、行政、各種団体からの協賛があってできること」と感謝する。また、「大船の街をさらに活性化させ、発展させることができれば。今後も続けて行きたい」と話している。
同まつりは、午前9時50分から午後4時30分まで。交通規制あり。問【電話】0467・43・7677事務局まで(午後1時〜5時)。
鎌倉版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|