前神奈川県知事の松沢成文氏が11月10日、「第32回鎌倉市明るい選挙推進大会」で講演を行った。
「選挙に行ってイイクニつくろう」をテーマに、若年層の投票率向上のため、政治参加教育の重要性を訴えた。8日に立候補の意志を表明した東京都知事選については、今回のイベントの性格上、言及しなかったが、講演の最後に、今後について「大きな決断をした。政治の道を志していきたい」と語っていた。
松沢氏は、年齢別の投票率に触れ、他の世代と比較して一番低い20代をはじめとした若年層の投票率が上がれば、全体の底上げになると指摘した。
県知事在職中、「シチズンシップ・エデュケイション」として全県立高校に模擬投票などを行う政治参加教育を導入しており、現在も継続されているという。3年に一度の参議院選挙を題材に「公約を読んで、自分の頭で考えてもらおうと思った」と導入の意義を語る。
選挙戦についても、「スローガンではなく政策本位にすべき。有権者が具体的に判断できるとともに、勉強し民意も上がる」と、検証可能なマニフェスト政治の重要性を説いた。また、メディアについては、「売れる政局報道」ばかりではなく、政策に関する報道比重を高めるべきと持論を展開した。
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