市内梶原の鎌倉青果地方卸売市場を運営する鎌倉青果株式会社(高橋伸行社長)は昨年12月22日、「鎌倉いちばブランド」のロゴマークを発表した。市内をはじめ全国から219件の応募があり、市内在住40代の男性がデザインしたロゴが選ばれた。
今回発表されたロゴマークは野菜を束ねる「スズランテープ」や「束ねらテープシール」に印刷され、同市場で取引される農産物の中で、一定の基準を満たした「いちばブランド野菜」に貼られるほか、取り扱う青果店が一目でわかるための、のぼり旗も作られた。
昨年5月の1か月間、公募が行われ、市内を中心に全国から219点の応募があった。専門家を交えた審査の結果、市内今泉台在住の40代男性のデザインしたロゴマークが選ばれた。同市場で取引される地場野菜や果物が一筆書きで巧みに描かれている点が評価されたという。
ブランド化で魅力発信
鎌倉市や近隣の農家から高品質な野菜が集まるという同市場。飲食店向けの珍しい洋野菜が多い、いわゆる「鎌倉野菜」に対し、家庭向けの露地栽培された野菜を中心に取り扱う。高橋社長が3年前に就任してから、同市場で取り扱う野菜のブランド化を進めており、2013年には「いちばブランド」を商標登録した。
こうした取り組みが評価され、昨年11月、農林水産省が中心となって国産農産物等の消費拡大に寄与する事業者等を表彰する「フード・アクション・ニッポンアワード2014」で、同社は審査委員特別賞を受賞した。高橋社長は「当市場が扱う高品質な野菜の魅力があまり知られていないと感じていた。ブランド化をきっかけに、より多くの人にいちばブランド野菜の美味しさを知ってもらえれば」と話した。
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