鎌倉の歴史を紹介する無料の小冊子「レキシノワ」が12月で創刊1周年を迎えた。発行しているのは、本紙連載「鎌倉のとっておき」の寄稿者の1人で、難易度の高い「鎌倉検定1級」を持つ浮田定則さん(42歳・今泉在住)だ。
年4回発行する季刊誌として昨年12月に創刊した同冊子。源頼朝をはじめとした特集を中心に、歴史好きでも読みごたえがある古記録や古文書などの史料を読み解く企画、文化財の紹介などを掲載。これまで5冊を発行してきた。
専門性の高いものばかりではなく、知人が描いてくれた温かな雰囲気のイラストやマップでの史跡紹介といった、観光客の散策の参考となるライトなものもある。「鎌倉に観光で来る人が、鎌倉で飲食を楽しみ、そこで歴史に触れ、何かを感じる。そんな素敵な光景を想像して作った」と浮田さんは話す。
会社員として働きながらの制作のため、発行部数は限られているが、配布に協力する飲食店から「意外にも若い女性が真剣に読んでいるよ」「分かりやすくて私も勉強になる」といった声もあり、励みになっているという。配布場所の詳細や内容については、「レキシノワ」のウェブサイトやインスタグラムでも紹介している。
19日に企画展
創刊1周年を記念し、企画展「レキシノワ『躍動する源頼朝の世界』」が12月19日(日)、カトレヤギャラリー2階(小町1の5の27)で開催される。入場無料。午前11時から午後4時まで。
「普段お会いできない方と触れあえるのを楽しみにしています。レキシノワが表現した1年間の世界観を楽しんで頂ければうれしいです」と浮田さん。
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