NPO法人湘南鎌倉後見センターやすらぎ
市民ボランティア募集 10月30日、11月2日に講座開設
鎌倉市民と鹿児島県阿久根市の水産業者らで運営する協同販売所「サカナヤマルカマ」が4月26日、北鎌倉台商店街(今泉台)の廃業した鮮魚店跡地にオープンした。店頭には、キビナゴやカワハギなどをはじめ主に両市で獲れた鮮魚や水産加工品が並び、買い物難民の問題を抱える今泉台と、水産業者の後継者不足に悩む阿久根市の課題解消を目指す。
サカナヤマルカマは、「地域がつながるさかなの協同販売所」をコンセプトに、遠く離れた2市が連携する新スタイルの鮮魚店。高台に位置し、商店が少ない今泉台に販売拠点となる店舗を構え、両市で獲れた鮮魚や水産加工品などを販売していく。
開店のきっかけとなったのは2017年にスタートした「阿久根と鎌倉」プロジェクト。住民の高齢化と商店街の店舗撤退が進み、買い物難民の問題が顕在化していた今泉台と、水産業が盛んにも関わらず鮮魚店の後継者不足に悩んでいた阿久根市。双方の課題解消を目指し、鎌倉在住の狩野真実さん(42)らが両市をつなぎ、今泉台で阿久根市の魚を販売すると、行列ができる好評ぶりだった。
昨年には移動販売によるテスト営業でニーズの高さを再確認。開業に向けて資金調達をクラウドファンディングで行い、目標金額の500万を超える760万円以上が集まり、昨年11月に一般社団法人鎌倉さかなの協同販売所を設立した。
店舗の開業を迎え、同法人の田島幸子代表(69)は、「パズルのピースを埋めるようにたくさんのサポートがあった。感謝の気持ちがこみあげている」と喜んだ。
再活性に期待
オープン2日目の27日は、今泉台の住民を中心とした買い物客でにぎわっていた。40代と70代の親子は「これまではバスを使ってスーパーへ行っていたのでありがたい」、初日に続いて訪れた60代女性は「調理法も気さくに教えてくれるのが魅力」と話し、アットホームな雰囲気を楽しんでいた。
また買い物客からは、今泉台の地域活性化に期待を寄せる声も。同地域で40年以上暮らす80代女性は、「以前の商店街は活気に満ちていたので、鮮魚店の開店が転機になれば」と話した。
同法人は今後、市内各地の郊外住宅地で移動販売を実施予定。田島代表は、「今泉台と同じような課題を抱えている地域ともつながりたい」と話し、取り組みを拡大していく計画だ。
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