令和6年第1回定例会閉会 県政報告㉒ 能登半島地震を受けての緊急的に対応した予算1億3500余万円を含む予算可決! 神奈川県議会議員 永田まりな
令和6年第1回定例会が閉会しました。今定例会では、過去3番目の予算規模となる令和6年度の当初予算4兆5117億円が可決されました。
予算には、能登半島地震での課題を本県の災害対策強化につなげていくことも重要という観点から、孤立地域を発生させないよう、道路における土砂崩落対策や橋りょうの耐震補強など、緊急輸送体制の確保への取り組みを計上。孤立化が想定される地域への対応として、断水に備えた水循環式シャワーや携帯トイレなどの備蓄を増強するほか、現地で支援にあたった本県の江口CIO兼CDOからの提言を受け、衛星通信システム導入を速やかに対応するための緊急的に対応した予算1億3500余万円を含む「災害に強いかながわ」に向けた取り組みとして1400億円を超えた予算がつけられており、今回の予算案の中でも重要項目の一つとなっています。
私も所属している予算委員会で「能登半島地震から見えた課題への対応について」というテーマから、特に「福祉避難所」「観光客等の滞在者を含めた被害」を中心に議論しました。能登半島地震でも市町村が指定した半分も開設ができなかったとされる福祉避難所ですが、熊本地震でも直接死の4倍も関連死があったことからも災害弱者とされる方々の命を守る福祉避難所開設への課題は重点的に取り組むべきと考えます。また、観光客への災害対策も、観光客の方が多く来られる本市としては直視しなくてはいけない課題です。
県として双方課題は認識しているものの解決策に向けては検証中ということでしたので、今後も注視し提言を続けます。
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