神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2011年6月3日 エリアトップへ

(PR)

柳川クリニックの漢・方・通・信【5】 「漢方とメンタルヘルス」 取材協力/柳川クリニック漢方専門医・精神科専門医 手塚 健太郎先生

公開:2011年6月3日

  • X
  • LINE
  • hatena
西洋・東洋の医療を取り入れ、心身両面の健康をサポート
西洋・東洋の医療を取り入れ、心身両面の健康をサポート

 Q・ストレスで体調が優れません。漢方で治りますか?

 手塚-東洋医学には「気」「血」「水」という概念があります。健康な状態では、これらが体に過不足なく存在し滞ることなく流れ巡っていて、大まかに言うと、何らかの原因でこれらの流れが滞ったり不足したりした時に、様々な不調が生じると考えられています。

 漢方医はこの理論に沿って、患者さんの体の中で滞ったり不足したりしているものと、患者さんの持っている強さ(体力など)とを見極め、適切な漢方薬を処方して治療を行います。

 東洋医学の古典を読むと、古来「気」「血」「水」の滞りや不足を起こす原因の多くは、感染症、打撲や外傷、厳しい気候、飢餓、肉体疲労などだったのですが、現代では人間を取り巻く社会が複雑化した結果、これらに代わって精神的なストレスの占める割合が大きくなっていると感じます。

 特に「気詰まりな」人間関係などから来る精神的なストレスによって、「気」の流れの滞りが生じやすく、これが長く続くと「気」の不足や「血」「水」の異常も伴ってくるように感じます。「気」の滞りのことを東洋医学では「気うつ」と呼び、これは現代精神医学の「抑うつ状態」に近似した状態(完全に一致するものではないが、共通点は多い)です。

 東洋医学的な視点で、特にこの「気うつ」に着目して「気」「血」「水」のバランスを整える治療を行うことは、このような現代人のメンタルヘルスの向上に有用だと考えています。また、精神的なストレスは、俗に言う「気晴らし」の一つとして、一人で抱え込まず気心の知れた相手に話を聴いてもらうなどすると少し楽になるものですが、人間関係が希薄になった現代では気軽に悩みを相談できる相手に恵まれにくい方も多いと思われます。

 漢方診療の中で、精神科医としての経験もいかしてお話を伺うことで、漢方薬の効果をさらに高められればと考えています。
 

医療法人社団健生会 柳川クリニック

神奈川県鎌倉市西鎌倉1−18−3

TEL:0467-33-0857

http://www.kensgroup.jp/

鎌倉版のピックアップ(PR)最新6

無料の試食見学を実施中

介護付有料老人ホーム

無料の試食見学を実施中

大船に開所 「サニーステージ北鎌倉」

5月3日

「給水車」対応容器が必要

能登半島被災記者に聞く

「給水車」対応容器が必要

自治会・地域でも備えを

5月3日

「脳卒中のあれこれ」

大船中央病院 市民公開講座

「脳卒中のあれこれ」

5月18日午後2時から 要予約

5月3日

「バースホーム湘南鎌倉」が誕生

「バースホーム湘南鎌倉」が誕生

産後ケアに特化、市町の助成も

5月3日

下肢静脈瘤「低負担のベナシール治療を」

下肢静脈瘤「低負担のベナシール治療を」

藤沢駅南口そば藤沢ガーデンクリニック

5月3日

子どもたちを笑顔に

活動報告

子どもたちを笑顔に

小野田やすなり

4月26日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook