第8回鎌倉芸術祭の一環として「小泉淳作記念 第1回日本画公募展」が12月2日(月)まで、建長寺法堂で開催されている。鎌倉を拠点に創作活動を行い、昨年1月に亡くなった小泉淳作さんを偲んで初めて行われる公募展。主催者は「若い芸術家が世にはばたくきっかけになれば」と話している。
鎌倉芸術祭は「古都鎌倉らしい芸術祭」を目指し、毎年秋に開催されているもの。今年は9月20日から約2カ月の期間に、市内の寺社や教会を主な会場としてコンサートや講演会、作品展示などが行われている。
今回の公募展は鎌倉を拠点に制作活動を行い、昨年1月に亡くなった日本画家の小泉淳作さんを偲んで企画された。小泉さんは2006年に行われた第1回同芸術祭内の企画展に出品するなど、同芸術祭との縁が深いことから実現した。
全国から50以上の作品が集まり、真室佳武さん(鏑木清方記念美術館館長)を委員長とする審査の結果、入賞4作品と入選23作品が決定。茅ヶ崎出身の牧野香里さんの『わたしの博物誌』が大賞を受賞した。これら27作品は、小泉さんが天井に『雲龍図』を描いた建長寺法堂で展示されている。主催者は「小泉先生がこれから世に出る若い芸術家を見守ってくれているような気がする。公募展の開催を通じてこれからも若い才能を発掘していきたい」と話している。
会期中の展示時間は午前9時から午後4時まで。観覧は無料だが同寺の拝観料が必要となる。問い合わせは公募展事務局【携帯電話】080・4342・3130へ。
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