神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2014年2月14日 エリアトップへ

「しらすの沖漬け」が県のブランド商品に 地元料理研究家が開発

経済

公開:2014年2月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
市内3店舗で取扱っている
市内3店舗で取扱っている

 「第1回神奈川なでしこブランド」の認定商品がこのほど発表され、市内では「相模灘 湘南しらすの沖漬け」が選ばれた。

 なでしこブランドは、社会における女性の活躍を応援しようと神奈川県が新設した制度。県内の事業所や団体で、女性が開発に貢献した商品、サービス44件を認定した。

 しらすの沖漬けは、採れたてのしらすを船上(沖)でタレに漬け込み、日持ちの良さと深い味わいを実現したもの。市内岡本で料理教室「鎌倉ダイニング」を主宰する矢野ふき子さん(=人物風土記で紹介)が開発した。きっかけは3年前、テレビ番組の取材で「漁師の朝ごはんに合うメニューを作ってほしい」とリクエストされたことだった。

 生しらすは鮮度が落ちるのが早く、漁師の間では「持つのは1日」が常識。売れ残り廃棄する商品も多いと聞いた矢野さんは、父親が昔、ホタルイカの沖漬けを美味しそうに食べていたことを思い出し、しらすで沖漬けを作ることを思いついた。醤油、みりん、酒で作ったタレに、船上でしらすを漬け込んでもらったところ「予想をしていた以上の美味しさだった」という。その後、何度も試行錯誤を重ね、1カ月ほどで納得できるタレを完成させた。

 取材で知り合った「もんざ丸」(材木座)で販売が始まった同商品は口コミでファンを増やし、現在は神奈川県しらす協議会に所属する12軒が取り扱う。

 2月6日には横浜で表彰式が行われた。黒岩祐治県知事とのトークショーも行った矢野さんは「認定を機に鎌倉発祥の新しい味としてアピールしたい。生産、加工、販売を一体とした『6次産業』のモデルにもなると思う」と話している。

 市内取り扱い店は、もんざ丸【電話】0467・22・2960、喜楽丸(坂ノ下)【電話】0467・50・0881、三郎丸(坂ノ下)【電話】0467・24・1331。価格は1パック(100グラム)550円から。3月のしらす漁解禁以降に安定して店頭に並ぶという。

表彰を受けた矢野さん(後列左)
表彰を受けた矢野さん(後列左)

鎌倉版のローカルニュース最新6

大船まつりは19日

大船まつりは19日

スタッフTで新たな試み

5月7日

女性の心身無料で相談

16・21日

女性の心身無料で相談

保健福祉事務所 

5月5日

19日にボーダーフェス

由比ガ浜大通り周辺

19日にボーダーフェス

買い物、飲食で特典も

5月4日

新米ドクターが始動

おもちゃ病院かまくら

新米ドクターが始動

大船で4年ぶり診療再開

5月3日

鎌女大生が絵本朗読

鎌女大生が絵本朗読

極楽寺駅で産学連携企画

5月3日

「佛教と地域社会」

「佛教と地域社会」

19日 顕証寺で講座

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月7日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook