鎌倉市老人クラブ連合会(奴田不二夫会長・愛称みらいふる鎌倉)はこのほど設立50周年を迎え、11月7日に鎌倉芸術館で記念大会を開催した。会場となった小ホールには会員をはじめ約500人が集まり、テーマソングの合唱や功労者表彰のほか、記念講演・演奏といったレクリエーションが行われた。
同会は1964年9月、市内の老人会を連携する団体として発足した。2014年4月1日現在、74の所属クラブがあり、会員は約3700人。老人クラブのイメージを刷新しようと2010年、公募により決まった「みらいふる鎌倉」を愛称として使用している。
しめ縄作り指導などで地域の子どもたちと交流を行うほか、グラウンドゴルフや健康麻雀、社交ダンスなどの大会を開催。山口県萩市や埼玉県行田市など全国各地の老人会と合同研修なども行っている。
10年から7代目会長を務める奴田さんは記念大会の冒頭で「ここまで来られたのは、試行錯誤しながらよりよいクラブを目指してきたからこそ。諸先輩方への感謝はつきません。現代の高齢社会で老人クラブは何ができるのか、会の可能性を考えながら発展に力を入れていきたい」と挨拶した。その後、10年在職功労会長などを表彰。一般功労会員には、奴田会長自ら座席まで表彰状を届けた。
同会は50周年の記念事業として大会以外にもファッションショーや落語会など、1年の間に様々な催しを実施している。「高齢者からまちの未来を作っていく、その意思を後世にも伝えていければ」と奴田会長は話した。
事務局が全国表彰
大会では11月13日、14日に大分県で開催された「第43回全国老人クラブ大会」で、みらいふる鎌倉の事務局を務める秋山勝さんが表彰を受けることが報告された。クラブ事務局の全国表彰は、県内初だという。
秋山さんは1996年以降、市健康福祉部高齢者いきいき課の職員として同会の事務局を担当、裏方を担ってきた。秋山さんは「20年近くこのクラブとともに走ってきたので光栄です」と語った。奴田会長は「とても親身に対応してくれたから、今の活気あるクラブがある。みらいふるの会員全員、表彰を誇らしく思っている」と話した。
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