市選挙管理委員会は、市立中学5校の3年生を対象に出前授業「模擬選挙」を実施している。夏の参院選から選挙権が18歳に引き下げられることを受け、若い世代に政治や選挙への関心を高めてもらうことが狙い。体験した生徒からは「政治についてしっかり考えようと思った」と感想があがった。
市内中学校で模擬選挙が行われたのは昨年に引き続き2年目。昨年は御成中のみだったが、今年は手広中、腰越中、第一中、第二中を加えた5校で、2月22日から3月7日にかけて実施されている。
2月22日に御成中学校で実施された模擬選挙には、3年生約120人が参加。本物の投票用紙や投票箱、記載台を使い、投票管理者や投票立会人が見守る中、架空の「成中町長選挙」の投票を行った。生徒はあらかじめ3人の立候補者が掲げたマニフェストや選挙公報を読み、投票先を決めた。
その後、分類機や計算機を使い投票した1票がどのように集計されるのかについても説明があり、生徒らは興味深そうに見ていた。
開票結果が出た後行われた質問コーナーでは、「投票用紙を持って帰ったら罰があるのか」「投票したい人がいなかったら」といった質問がでた。
宿谷紫乃さんは「車イスや目の不自由な人たちへの配慮がされていたのが印象的だった」。鈴木憂美さんは「これまで政治に参加するという実感はなかったが、しっかり勉強しなければと思った」と感想を話した。
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