鎌倉を舞台にした小川糸さんの小説『ツバキ文具店』が実写ドラマ化され、4月14日(金)からNHK総合で放送されることがこのほど発表された。主演は俳優の多部未華子さん。同局では「手紙を代筆する『代書屋』を祖母から継いだ主人公の、みずみずしい成長の物語です」とPRしている。
ドラマ『ツバキ文具店』は、8年ぶりに故郷・鎌倉に戻った主人公の鳩子が、亡き祖母が営んでいた文具店を継ぐことになる場面から始まる。文具店と言いながら、美しい文字で手紙を代筆する「代書屋」を本業とし、手紙の内容まで一から考えるという一風変わった仕事をしていた祖母。戸惑いながらも代書屋を始めた鳩子は、次第に才能を発揮し、依頼者が言葉にできなかった思いを伝えていく、というストーリーだ。
鳩子を演じるのは、多部未華子さん。ほかにも文具店に集まり、鳩子の成長を後押しする個性的な面々に高橋克典さん、上地雄輔さん、奥田瑛二さん、倍賞美津子さんら実力派俳優が起用されている。
原作は昨年、幻冬舎から発売された小川糸さんの同名小説。2017年本屋大賞にノミネートされるなど、ベストセラーとなった。
原作ではツバキ文具店は「鎌倉の山側」にある設定で、鶴岡八幡宮や実在する飲食店などが登場。四季折々に移り変わる風景とともに鎌倉での生活が丁寧につづられているのも魅力の一つで、ドラマにも鎌倉が登場するという。
放送はNHK総合で4月14日(金)スタート。毎週午後10時から全8回を予定している。NHKは「時間も空間も越えて紡がれる愛に満ちた言葉の数々。誰かに手紙を書きたくなるドラマです」としている。
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