十二所在住の進藤延二さん(70)とクラ子さん(67)夫妻は昨年11月から、自宅1階を「のぶちゃん家」と名付けたサロンとして、近隣住民へ開放している。12月9日には、地元の老人クラブ「十二所ちとせ会」の11人が訪問した。
この日集まった同会の会員が行ったのは、牛乳パックを材料とした「いす」の制作。実は同会では、十二所公民館を会場に健康体操を実施しており、その際に工作が得意なクラ子さんが作った「牛乳パックいす」を使用していた。しかし一部が破損したため、改めていすを作ることになったという。
いすを完成させた後は、テーブルを囲んでお茶の時間。同会会員と進藤さん夫妻は、クラ子さんの作品の観賞や地域の出来事についての情報交換などを、和気あいあいとした雰囲気のなか行っていた。
「地域の憩いの場に」
進藤さん夫妻が「のぶちゃん家」を開設したのは、城廻で高齢者自らが運営するサロン「憩い宿」の関係者と知り合ったことがきっかけだった。
もともと「鎌倉手作り甲冑・とんぼの会」の会長を務める延二さん。「憩い宿」の関係者からの依頼で甲冑を展示することになり、同サロンを訪問したところ「地域の高齢者らが自主的に集まって楽しそうにお喋りしている姿が印象に残った。十二所にもこういう場所を作れたら」と考えたという。
延二さんは「高齢者など近隣の人にとって、地域の憩いの場となれば」と話している。
「のぶちゃん家」は午前9時から午後4時まで。食事の提供はなし。問い合わせは【電話】0467・22・1982進藤さんへ。
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