長谷子ども会館の保存・活用に関する意見交換会が10月18日、長谷公会堂で開催された。
主催したのは同地域の母親らが中心となって発足した「長谷子ども会館を残したい!」。当日は市内外の保護者をはじめ市こどもみらい部職員など約100人が来場。学識経験者の子育てに関する講演の後、同団体が現状と課題を説明した。
国の登録有形文化財である同会館は今年4月、老朽化などを理由に閉館。その後、同団体が「子ども会館としての再開」を求めて署名活動を行い、2301人分の署名と請願書を市議会に提出し、6月29日に賛成多数で採択された。
市は「建物の保存は概ね決まった」とする一方「どのように改修するかは文化庁の判断が必要。また耐震工事費、修繕費、運営費(年間64万6000円)、人件費の全てを市で賄うのは難しい」とした。今後については「『多世代交流の居場所づくり』を含め全庁的に検討していく」と話すに留まり、具体的な活用再開の時期等は示していない。
参加者からは「運営費などはクラウドファンディングで募ってはどうか」「再開後は子どもから高齢者まで利用できるようにしてほしい」などの意見が寄せられた。同団体は「意見を冊子にまとめ、11月中には市に提出したい」としている。
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