鎌倉女子大学中等部・高等部のマーチングバンド部が、12月12日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催される全国大会(高等学校の部)への切符を今年も手にした。1967年の創部以来、全国大会で金賞を32回受賞してきた強豪だが、コロナ禍で昨年は夢の舞台での上演は実現できなかった。部員は「昨年の先輩の思いも一緒に、楽しんでもらえるショーを披露したい」と練習に励んでいる。
全国大会には、中学1年から高校3年までの43人が一丸となって出場する。今年のテーマは「女の子たちの空の旅」。例年と比べて、練習開始が遅く、現在も技術や表現をさらに磨くため、ギリギリまで練習を重ねる予定という。
昨年はコロナ禍で、県大会は審査なしのフェスティバル形式に。関東大会は中止、これまでの実績から推薦で進んだ全国大会も動画提出による審査なしの特例での開催だった。
さらに、例年であれば外部のイベントなどでのステージも数多くこなしているが、昨年3月の定期演奏会のステージを最後に、その機会はなくなってしまった。
人前で演技する喜び
今年8月に和歌山県で行われた全国高等学校総合文化祭では、1年半ぶりに観客を前に演技を披露。見てくれる人がいること、拍手をもらえることの喜びを改めて感じたという。
今年の全国大会でも33回目となる金賞を目指す同部。「全体としての一体感がまだない。わずかな練習期間で高めていきたい。技術面でも、本番で緊張せず演技できるように、練習での成功率を上げたい」と意気込むのは、部長の青木春陽さん(高3)。さらに「昨年会場に行けなかった先輩の思いも一緒に、お客さんに楽しんでもらえるショーを披露したい」と笑顔を見せた。
今大会はチケットの一般販売はないが、ウェブ上で有料ライブ配信が予定されている。詳細は決まり次第、(一社)日本マーチングバンド協会のホームページ上で発表される。
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