神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2022年7月22日 エリアトップへ

(PR)

大船中央病院に聞く お通じでお悩みの方へ 腸内環境を整え健康な体に

公開:2022年7月22日

  • X
  • LINE
  • hatena

 腸内に生息する細菌は、顕微鏡で覗くと、お花畑のようにびっしりと並んでいることから「腸内フローラ」と呼ばれる。この腸内フローラには、種類や性質の違う細菌が多数存在し、それぞれの細菌がバランスを取り合うことで、腸の健康を維持している。

 「近年は、肉料理や加工食品を摂取する人が増え、腸内環境が悪化している患者が多いです」。そう話すのは、大船中央病院 光学診療部部長の吉田篤史医師だ。日本では食の欧米化が進んだことで、たんぱく質や脂肪などの栄養素を摂取しやすくなった。しかし暴飲暴食や偏食により、腸内細菌のバランスが崩れているケースが増えている。

 「最近の研究で、腸内環境の乱れが、認知症などの脳神経疾患やリウマチなどの自己免疫疾患と関係があることが示唆されています」(吉田医師)。腸内フローラを整えるには、食物繊維や発酵食品を摂取するなど、食生活の見直しが必要である。また見直しは、継続することが大切で、長期間かけて腸内環境が改善されていく。

定期検診で早期発見

 腸内環境が悪化することで、大腸がんの発症が懸念される。国立がん研究センターのがん統計(2020年)によると、がん死亡者の中でも大腸がんは、女性が1位、男性が3位を占める。腸内環境に影響する野菜や果物の摂取不足、肥満、喫煙、飲酒などがリスクとして挙げられる。

 また大腸がんは、早期は無症状でほとんどわからないことが多く、進行するにつれて症状が出現するのが特徴である。そのため、食生活の改善に加えて、定期検診を受診することが早期発見につながる。

 吉田医師は、「大腸内視鏡検査を定期的に受けたり、大腸がん検診で検便を毎年実施することが早期発見につながります」。大腸がんへ進行前の良性ポリープの段階で発見できれば、外来で除去できる可能性がある。

 吉田医師は、「便秘や下痢、血便、腹痛などの症状が出たら消化器科を受診しましょう。また、症状がなくても発症している可能性があります。定期検診で早期発見と予防につなげていきましょう」と警鐘を鳴らす。

大船中央病院

神奈川県鎌倉市大船6-2-24

TEL:0467-45-2111

https://www.ofunachuohp.net/

鎌倉版のピックアップ(PR)最新6

無料の試食見学を実施中

介護付有料老人ホーム

無料の試食見学を実施中

大船に開所 「サニーステージ北鎌倉」

5月3日

「給水車」対応容器が必要

能登半島被災記者に聞く

「給水車」対応容器が必要

自治会・地域でも備えを

5月3日

「脳卒中のあれこれ」

大船中央病院 市民公開講座

「脳卒中のあれこれ」

5月18日午後2時から 要予約

5月3日

「バースホーム湘南鎌倉」が誕生

「バースホーム湘南鎌倉」が誕生

産後ケアに特化、市町の助成も

5月3日

下肢静脈瘤「低負担のベナシール治療を」

下肢静脈瘤「低負担のベナシール治療を」

藤沢駅南口そば藤沢ガーデンクリニック

5月3日

子どもたちを笑顔に

活動報告

子どもたちを笑顔に

小野田やすなり

4月26日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook