金太郎プロジェクト推進委員会の新理事長 熊井 宏尚さん 南足柄市関本在住 51歳
”まちおこしのタネ”育てる
〇…南足柄市を中心に足柄まさカリーシリーズなどで町おこしに取り組む「NPO法人金太郎プロジェクト推進委員会」の二代目の理事長に就任。「理事でもない自分に理事長の話が来た時はびっくりしたが、自分のようにしがらみのない外様の人間にしかできないこともあると思う。与えられた役割をまっとうできるようにがんばりたい」。プロジェクトのメンバーから”熊ちゃん”と慕われるムードメーカーが本領を発揮する時がやってきた。
〇…東京都豊島区出身。コンピューター関連の出版社やソフトメーカーを経て、マイクロソフトの日本法人での勤務を経験。当時の森喜朗内閣が掲げていたe-ジャパン構想などにも携わり、ビル・ゲイツ会長が来日した際には、文部科学省など政府関係者との調整役を務めるなど、マーケティングの分野を中心に15年にわたり活躍した。「ビルは大好物のトロを食べながらチェリーコークを飲むんですよ」と当時を思い出す。
〇…「食べられるというだけで本当は幸せなんだ」。父親のがんをきっかけにして”食”に携わる仕事に興味を持つようになり、マイクロソフトを退社後は、それまでに築いてきた人脈などを活かし、インターネット販売等の手法も取り入れながら神奈川県産の野菜や全国の産直品を扱う食材の卸業を始めた。より良い品質の野菜を求めているうちに野菜ソムリエの資格も取得した。「野菜ソムリエの仲間の所には良い野菜を育てている農家の情報が集まってくる。生きた情報というのは人と人とのつながりの中から得られることが多いですね」。
〇…「足柄地域全体を視野に入れて、各まちづくり団体との連携に力を入れていきたい。まさカリーだけで終わるのではなく、いろいろなアイデアを出せる”プロデューサー集団”でありたい」。これまで仲間達と共に蒔いてきた”まちおこしのタネ”を、さらに大きく育てていく。
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