足柄版 掲載号:2013年10月19日号
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南極観測隊支援の体験談を講演した 河端 孝さん 松田町寄在住 77歳

氷の世界に魅せられて

 ○…元海上自衛隊。南極観測隊支援業務として4度にわたり南極へ赴いた際の体験談を、このほど松田町で講演した。「見渡す限りの氷と、作業音以外は聞こえない無音の世界…。南極の神秘的な魅力や航海中の体験談を、少しでもお伝えできれば」と思いを語った。

 〇…南極観測船「ふじ」に乗船し、第8・9・22・23次隊に船体の維持や荷降ろしなどを担当する第一分隊運用科として参加した。11月に晴海ふ頭を出港し、南極の昭和基地へ。帰国は翌年の4月になる。「長い航海の楽しみは食事とイベント。赤道を過ぎる際に催される『赤道祭』や帰還時に開かれるひげコンクール、お正月には艦内を獅子舞が練り歩くなど色々ありました」と艦上生活の愉快な一面を生き生きと語る。人懐こいアデリーペンギンや美しいオーロラなど、南極での思い出話は尽きない。一番を尋ねると「南極に着いて、船体や氷床の状況を確認するために誰よりも早く降り立つ役目を担った時ですね。氷上で感動がこみ上げました」。当時の写真を眺めながら、少年のように目を輝かせて語ってくれた。

 〇…新潟県上越市の出身。漁師の次男で子供の頃から船乗りにあこがれていた。「海に関わる仕事をしたい」と高校を卒業後に保安庁警備隊(後の海上自衛隊)へ入隊、掃海や運用の業務に従事した。「ふじ」が竣工した年の配属希望で「昔テレビで見た南極をこの目で見たい」と第一希望を提出、念願叶い乗員となった。「1回目は30代前半。船が氷を割って進むのを、ただただ感激しながら見つめてしまうほどでした。あとの3回は、もう上からの打診に二つ返事で答えていましたね。これも留守と子供を預かってくれた妻の理解があってこそ」と、奥さんのいる台所に目を向けた。

 〇…定年後、知人の勧めで松田町寄に移り住んだ。現在は地域振興や防犯など地元の団体に参加し、趣味で山歩きも楽しむ。海の男もすっかり山好きのようだ。
 

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