松田☆ゆい☆スポーツクラブのクラブマネジャーを務める 松下 朗大さん 松田町松田庶子在住 29歳
行動力で地域に貢献
○…松田町の総合型地域スポーツクラブ「松田☆ゆい☆スポーツクラブ」で、運営の中心を担うクラブマネジャーを務める。前任の現・松田町長から、2013年4月に役職を引き継いだ。以来、スポーツや運動を通じた仲間づくり・体力づくりを目的に、教室の定期開催やプロ選手を招いたイベントなどを次々と企画している。
〇…松田町で生まれ育つ。小3からミニバスケを始め、中高はバスケ部。大学生時代にはクラブチームに所属し「就職活動そっちのけ」でバイトや小中学生へのバスケ指導に熱中した。卒業後には「先進の指導を学びたい」とアメリカやドイツでコーチ研修を受講。大分県のプロバスケチームに勤め、子どもの指導やフロント業務も経験した。転機は2年前、知人から日本人チームの米独立リーグ参戦に協力しないかと誘われ一念発起。「自腹を切ってでも経験し、自身の糧にしたい」と退職し、ボランティアのアシスタントコーチとして選手たちを支えた。
〇…リーグ終了後に地元へ帰ると、発足まもない「ゆい」から誘いがかかり「すぐに」勉強をしてマネジャーの資格をとった。クラブに何が求められていて、何ができるかを知るために地域を巡り、他市町の取り組みの視察にも出かけた。「今の自分があるのは周囲の人に恵まれたおかげ。松田町と家族、自分にとって帰れる場所があることで挑戦してこられた」。地元で働くようになり、地域に様々な技術をもった人たちがいることを知り夢もできた。「運動・工芸・音楽など何でもいい。この地域を『才能が表現できるまち』として若者を育成し、全国から人が集う場所にできたら」
〇…実家で両親と祖母、愛犬と暮す。休日には朝から丹沢湖へでかけてバス釣りに興じる。「集めた情報を元に狙いを定め、それが当たった時が楽しい」。1年前に購入した一眼レフカメラもお気に入り。若者らしく趣味の話に目を輝かせた。
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