大井町議会議長に就任した 清水 豊司さん 大井町金子在住 71歳
生まれ育った町のために
○…9月26日付で大井町議会27代目の議長に就任した。「責務の重さに身が引き締まる思い。町民の負託に応えていけるように、町と議員との信頼関係を築きながら、しっかりと議会が機能するよう運営していきたい」
○…大井町生まれ。大学で機械工学を学び、万年筆などを製造する(株)パイロットコーポレーションに入社した。設計や研究技術班、生産管理などを担当する技術者として38年間勤め、管理職の経験も豊富だ。定年後2年間は農業に専念していたが、「企業運営に携わってきた自分の経験を活かしたい」と、2004年に町議選に立候補。行政の仕組みや予算書の読み方などを一から学んだ。「複雑な予算書を読み解くために必死に勉強しました。時間がかかっても、学んで理解するということを続けていくことが議員の資質向上のために大切なことだと思う」と、3期目の今も町民目線を大切にしている。
○…幕末から明治初期の時代を取り上げた小説や、歴史解説の本を好み、時間があれば京都へ赴き、禅寺の大寺や名刹の脇寺である「塔頭(たっちゅう)」を巡るのが趣味。「塔頭にある素晴らしい庭を見ると感動します」と、定年後から自宅に「人生」をテーマにした庭作りを始めた。「庭で植木の剪定などをしていると、無心になれる。良い気分転換になっています」
○…「議会改革を進めるためには議会を活性化させなくてはいけない。議員が活発な議論をできるような環境づくりと議員の資質向上が不可欠」と提唱する。インターネットの活用や議会報告会など、広報広聴活動の充実を図り、町民へ向けた議会側からの情報発信もさらに進める考え。「『知っている』ではなく『できる』人間にならなくてはいけない。常に学ぶ姿勢を忘れずに努力を続けていきたい」。サラリーマン時代に肌で感じた考え方を実践し、生まれ育った町のために尽力していく。
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