南足柄市観光写真コンクールで推せんを受賞した 磯崎 洋三さん 南足柄市狩野在住 73歳
写真で地域に恩返し
○…最乗寺の豆まき祭を捉えた作品「福は内!」が南足柄市観光写真コンクールで推せんに選ばれた。「豆をまく石附山主を中心に理想の画角をイメージしながらシャッターを切りました。コンクールの出品作品はすべて市役所のアトリウムに展示してもらえると聞き、『地域の行事を多くの人に知ってもらいたい』という気持ちだけで出品しました。まさか推せんに選ばれるとは」と驚いている。
○…小田原市消防本部に勤めていた40代の頃、広報部門を担当。広報写真を撮影しているうちに「自分のカメラを持ちたい」と一眼レフカメラを購入。以来、人物写真やスナップ写真を中心に写真を撮り続けている。「人物写真ではなるべくその人の自然な表情を収めるようにしています。身近な人の歴史を写真という形で残してあげられる」と写真の魅力を語る。「形が美しい」と、山梨側から望む富士山をテーマに10年間通い詰めたことも。
○…小田原市生まれ。結婚後に居を構えた南足柄で奥さんと2人暮らし。定年退職したあとは、季節ごとに奥さんと各地の温泉を巡る小旅行を楽しんでいる。「好きな事にはとことん夢中」になる性格で、ゴルフ、ボウリング、尺八、釣りなど過去に挑戦した趣味も多い。「友人の影響などで、いろいろなことをやってきましたが、結局最後まで残った写真が自分に一番合っていたようです」と苦笑い。
○…カメラ片手に県西地域を歩いていると、伝統ある行事や四季折々の花々、そこに暮らす人々の豊かな表情など新たな発見をすることが多く、「人生の半分以上を南足柄で暮らしていますが、まだまだ知らないことがたくさんある」と改めて感じるのだとか。「これからは地域の魅力を題材にして、趣味の写真で多くの人に伝えていくことを地域に対する自分なりの恩返しにしたい」と、ファインダー越しの魅力探しを続けていく。来週の金曜には74歳の誕生日を迎える。
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