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弥一芋を題材にした研究を続け、教え子たちが発表で続々受賞した 高橋 晋太郎さん 吉田島総合高校在勤 36歳

掲載号:2017年1月28日号

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静かに燃やす教育の情熱

 ○…「生徒たちが研究してきたことに発信力をつけてあげたい」。吉田島総合高校・草花部顧問として生徒を指導し、活動を見守っている。部の生徒たちは学校のある開成町の特産品「弥一芋」を研究し、その成果を各方面に発表。県内や全国でも賞を受賞する活躍ぶりだ。「自信をつけてくれたら」と謙虚に笑う。農業高校として育んだ歴史と伝統を守りたい。内に秘めた総合高校の教師の信念がその表情からにじむ。

 ○…吉田島への赴任は3年前の春。弥一芋の復活へ向けて生徒は動き出すなか「自分にしかできないことを」と自身が学んできたバイオテクノロジーに着目。校内で温まっていた弥一芋への熱が次第に再燃してきた。「研究だけで終わりでなく実体験を発表することでコミュニケーション能力がつき発表する力もつく。積み重ねた研究の努力があるので言葉は自然と出る」。そんななか、以前は大勢の前で話すことができなかった生徒が今ではハキハキと発表するようになった。「社会に出て一人で頑張れる子を育てていきたい」と手ごたえを感じている。

 ○…花を摘み、虫を捕まえ、何にでも興味を示す子だった。自然が好きで、中学の先生に勧められ農業高校を見学した。ハイレベルな研究成果を生徒が発表する姿に圧倒され「自分も何かやってみたい」と農業高校に進学。3年間草花部で研究に没頭した。国内中高生で最も権威のあるコンクールで環境庁長官賞を受賞した経歴も持つ。興味のある勉強は苦ではなかった。何でもやらせてくれ、出来るように導いてくれた当時の顧問を今でも「恩師」と慕う。その人こそ教員を目指すきっかけでもあった。

 ○…一つの発表がダメだったから”また来年”でなく、次から次へと発表の場を作る。「生徒の可能性をより引き出し、スポットライトの当たる所に一人でも多く後押しできれば」と話す。優しげな目の奥で情熱が燃えている。

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