足柄版 掲載号:2018年3月31日号 エリアトップへ

松田山で4月7日から作品展を開く 志村 正之さん 南足柄市壗下在住 54歳

掲載号:2018年3月31日号

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山で埴輪(はにわ)と土偶を

 ○…「陶房時光窯」は松田山の中腹にある。作品展は9日間。展示されるのは、見た目まろやか、手に持つと軽い茶碗、カップや皿など食器などが中心。埴輪の香炉も人気。窯場のまわりには高さ50cmから1・66mの大小の埴輪が約百体並ぶ。眼下に酒匂川という広大な立地。天空の博物館さながらだ。そもそもは5年前から始めた埴輪の制作。今はつくって集めている段階だそうでいつの日か千体を目標にしている。自ら「埴輪千体修行」と宣言。

 ○…小さいころ初めて埴輪を見たとき、粘土で作ってみたりした。ウルトラマンが大好きだった少年が長じて作る埴輪と土偶。南足柄の陶房にも作品が並ぶ。「ウルトラマンのモデルは埴輪、怪獣は土偶らしいんです」自作の埴輪を指して「ウルトラマンに似てるでしょ」と楽しそうに話す。

 ○…1963年、南足柄生まれ。二松学舎大学で日本文学、中国文学を学ぶ中、陶芸に惹かれるように。卒業すると直ぐに友人の紹介で愛知県瀬戸の寺田康雄氏に師事し陶房に入る。それから窯業学校で専門的に陶芸を学び、次いで岡山県備前市の金重晃介氏の陶房で2年ほど修業した。93年に独立し、実家があった中沼に陶房を構えた。知り合いの紹介で松田山に穴窯を築き火入れを始めたのは99年。さらに10年には三宝の登り窯(天然窯)を新築し火入れした。窯の名は、独立し南足柄市中沼に最初の窯を築いた時に、友人の父が「往生要集」の中の言葉からつけてくれた。「文字面を見た瞬間、光った」とお気に入りの様子。

 ○…縄文時代と古墳時代を象徴する埴輪と土偶に魅せられている日々。「食べていければ」と生活はストイック。林業の手伝いで「少し稼ぎ」、大磯のゴルフ場に伐採した松の木を貰い受けに出かけ、晴れた日には薪を割る。土、釉薬づくり、作陶も、窯でも、ひとり。「ひとりが気まま」で心地よいそうだ。ハニワ色のエプロンがとても似合っていた。

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