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足柄版 公開:2019年4月6日 エリアトップへ

東京地方税理士会小田原支部の支部長に就任した 槙島 正雄さん 大磯町在住 61歳

公開:2019年4月6日

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商売下手な人情派

 ○…10月1日から導入される消費税の軽減税率制度は、国内初の出来事。「暮らしのさまざまな場面に変化を及ぼしますが、市民の関心はまだ低いですね」。小田原市、足柄上・下郡の税理士を束ねる支部長に就任し、「混乱を招かないように対策を考えることも我々の役目」と気を引き締める。

 ○…亡き父も税理士。自宅兼事務所で働く姿を間近で見て育ち、確定申告期間の多忙な様子に「税理士にはなるまい」と心に決めていた。後継を強いられることもなく、小田原高校を経て進んだ大学では法学部へ。鉄道好きが高じて旅行業界を志したが、4年生の夏に体調を崩して「透析治療の一歩手前」と診断され、就職活動を断念。夢は断たれ、卒業後は父の仕事を手伝うようになった。いわば成り行きだったが、「ブラブラしているわけにもいかない」と専門学校の夜学に入学。9年かけて税理士資格を取得した。

 ○…スポーツと無縁の学生時代を過ごしたが、病気を機に始めた水泳が今も趣味。4泳法を習得し、30代でマークした200m自由型の記録は「なんかね、当時の専門誌にも掲載されたみたい」。我が事になると、にわかに照れくさそうな表情を浮かべて早口になる。寝台車で全国を旅した鉄道好きは相変わらずで、税理士仲間からの愛称は『こてっちゃん』。頭に「こ」が付く理由は、「支部にはもっと詳しい『てっちゃん』がいるから」なのだとか。

 ○…税務書類の作成にとどまらず、顧客の経営について相談に乗り、助言することも税理士の大切な仕事。経営者の苦労を肌身で感じるからこそ、「報酬を請求するのが申し訳なく思ってしまって」という性格は父譲り。「人の商売の面倒をみるのが仕事だけれど、自分の商売は下手くそなんだよね」という人情派税理士だ。

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