松田町商工振興会の会長を務める 鍵和田 甲子郎(かしろう)さん (有)市兵衛葬具店 58歳
「10年後の松田は変わります」
○…昨年4月に会長に就任。「町の計画が切り替わる時期で、現状をみつめる1年だった」と振り返る。広大な寄地区を有する松田町だが、商工会員240人は新松田駅周辺に集中する。「やはり駅前の充実が必要です。変わりますよ、松田は、この10年で」と力を込める。第6次総合計画の審議会は2カ月に1回行われており、駅ビルが計画されている新松田駅周辺地域まちづくり協議会も立ち上がった。「そして、若い世代に託します」
○…松田町ではここ数年、世代交代が進んでいる。商工会の青年会は2世、3世の30代が増え、(仮称)松田町若者まちづくり会議も発足した。「みんな一生懸命やってくれる。支援しながらやっていきたい。とても楽しみです」と微笑む。町の様々な祭りの実行委員長も30代にバトンを渡した。「長老ではなく、若者にやっていただく。よい流れができつつあります」と頼もしそうな表情をみせる。
○…(有)市兵衛葬具店代表取締役社長。今年で創業50年。10年ほど前に創業者の父からバトンを渡された。「こちらも世代交代。名物会長は今でも元気にしています」。大学卒業後はサラリーマン時代を過ごしたが、平成の時代とともに家業に戻り、町にどっぷりと浸かるようになった。青年会議所から始まり、今はライオンズクラブに所属し、松田町交通指導隊では青少年の交通安全啓蒙活動に尽力する。「松田町が大好きです。町の皆さんとの活動が楽しくて仕方がない」と持ち前の明るさで常に周囲を和ませる。
○…「松田町のために自分ができることは、お酒を飲んでお金を落とすことだけ」と笑わせるが、どうしたら松田のためになるのか、考える表情は真剣そのもの。10年後を楽しみにしながら、土台作りに邁進する覚悟だ。
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