山北町商工会青年部の部長に就任した 杉崎 章人さん 山北町山北在住 44歳
青年部が山北の「元気」を
○…昨年度50周年という節目の年を経た山北町商工会青年部は、6月から「杉崎体制」となり、新たな船出を迎えた。しかし、新型コロナ禍で思った通りのスタートを切れない状況にある。しかも来年度は自身が「定年」のため、1年間の「スプリント体制」を強いられている。「今できること、何ができるのか考え、それを探していきたい。青年部のワクを考えて1年間走り抜きます」と前を向く。
○…「正直、この役がまわってくるとは思わなかった」と本音をもらす。というのも、入部してまだ間もなく、大役を任せられたことに戸惑いを感じているのだ。それでも、責任感は人一倍強い。「今年のテーマは『挑戦』にしました。51年目の新たなスタートの年ですし、伝統を継承しながら、新しいことにチャレンジする。難しい年になりそうですが、きっかけ作りはしっかりやりますよ」と微笑む。
○…オーバーエイジを含めれば、実質40人以上で活動している。それでも「1人でも2人でもメンバーを増やしたい。人の少ない町ですから、コミュニケーションが大事」と話す。さらに「たとえ町が寂れていたとしても、青年部の『元気』で引っ張っていきたい。まずは、メンバーそれぞれが町を愛することです」と活気あふれる活動を推進する。
○…社会に出てすぐに塗装業に勤しみ、修練を続けた末、3年前に独立。杉崎塗装を営むかたわら、青年部活動にも精を出す。家族は妻と3男1女で、長女はバスケで男の子3人はサッカーフリーク。自身も小中学校のサッカー経験者で、町の少年団でサッカー、フットサル指導もしている。「大野山の山頂から見る風景は最高です」と、日常が「山北愛」にあふれている。