岡本コミュニティセンター利用団体発表会実行委員会の委員長を務める 清水 悦子さん 小田原市在住 62歳
人のつながり大切に
○…来週に迫った発表会に向け、目下大忙し。作品展示のほか、音楽、舞踊にフィットネスまでバラエティー豊かなプログラム。会場と一体となって楽しむ団体もあり「とっても盛り上がりますよ」と今から待ちきれない様子。発表会は地域の人のつながりを維持したり、広げたりする場とも感じており「たくさんの人に出かけてもらいたい」とにこやか。
○…岡本地区で今年50周年を迎えるコーラス団体「コールこまちよ」に所属している。高校時代の友人が指導者を務めていたことから、42歳の時に入団。魅力を聞くと「女声合唱ならではの温かみある演奏」と即答する。年齢を重ねても楽しめる上、腹式呼吸で健康づくりにもつながっている。練習熱心な性分で、移動の車中はもっぱら歌声タイム。「今でも新しい譜面を見るときはワクワクします」
○…幼い頃から音楽好きでピアノ、ドラム、ティンパニ、チェロ、コントラバス、様々な楽器に挑戦してきた。一番印象に残っているのは高校時代の部活動で、「小学校から一緒に音楽をやってきた友人がアレンジした曲を演奏する時間が何より好きでした」と振り返る。大学卒業後は養護学校の教諭に。仕事や子育てで音楽活動からは一時離れたが「こまちよ」で復活。音楽の魅力を改めて感じる日々だ。
○…能登半島地震が起きた後、人々のつながりについて改めて考え直した。人口減少の流れの中で、地元に根付いたコミュニティーとともに、失われてしまうものがあるのではないかと危惧している。「人々のつながりがあってこその救助や支援。そう考えた時、地域活動団体の意義って大きいと思うんです」。顔の見える関係づくりを広めたいという強い思いが言葉ににじんだ。
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