店屋場祭典世話人会の代表幹事 竹内 迪雄(みちお)さん 松田町松田惣領在住 72歳
新興地域活性化の牽引役
○…松田町の店屋場自治会で、初の道祖神祭・どんど焼きを開催まで牽引した元自治会長。現在は店屋場祭典世話人会の代表幹事を勤め、同地区の催しを縁の下から支える。「集まりが良く、人の輪がある地域。若い人が多いので、これからどんどん活性化してほしい」と地域に期待を寄せた。
○…小田原市出身。小学生の頃に松田町の神山地区へ引越し、30代後半に店屋場地区に移り住んだ。当時、町屋地区と合わせて『1区』と呼ばれていた店屋場地区は、人家が数件ある程度の田園風景。「家を建てるにも道路が無かった。嘆願書を書いて、町に提出したものだよ」と当時を振り返る。その後、バブルを境に世帯数が急増し、現在では町内で2番目に多い336世帯にまで増加した。「新住民が多い分、新しいことを始める際もスムーズに進む」と地域の特長を語った。
○…元国鉄マン。東京鉄道管理局勤務や御徒町駅長、関東鉄道学園の教壇に立ち後進に指導したこともある。管理局時代に労働組合との交渉を担当した経験が、行政などと折衝する現在に活かされている。周囲に推され、自治会長に就任したのは2002年4月、以来3期6年を務めた。その間、寒田神社の神輿巡幸が店屋場地区でも練り歩くように交渉し、町屋地区から子ども神輿も譲り受けた。また会員から寄付を募って河川敷に桜を植樹。桜祭やバス旅行、運動会等を企画し実行した。「設立まもない店屋場自治会を周囲に認めてもらい、また地域住民が親交を深め、助け合える風土を作りたかった。成功してこられたのは皆さんの協力のおかげ」。
○…鉄道OB会や大名行列保存会等、町内外で様々な役を務める。一昨年前にはNPO活動のため、ホームヘルパー2級の資格も取得。多忙だが毎日2万歩のウォーキングは欠かさない。「健康第一で、常に”何かやってやろう”という気持ちでいたい」。情熱を燃料に列車は走り続ける。
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