平成26年度の高校総体ポスター部門で最優秀賞を受賞した 池田 麻里子さん 城北工業高校3年 17歳
”努力”をかたちに
○…平成26年度の高校総体ポスターに、応募総数173点の中から選ばれた。「自分と同じ高校生が挑戦する姿、躍動感を描きたかった」と話す。普段の淡い色づかいを好む作風とは違う今回の受賞作。タイトルをつけるとしたら?という問いに「…迷うけど『努力』かな」と、微笑みながらも力強く答えてくれた。これまでコンクールへの応募経験が少なく今回の受賞は「びっくりして信じられなかった」。先月末に都内で行われた表彰式への出席で、喜びと実感を再認識した。
○…開成町在住で両親、姉の4人家族。絵や音楽が好きな姉の影響を受け、幼稚園の頃から「おえかき」が大好き。「えんぴつと紙が、初めて与えられたおもちゃだった」と記憶する。最近では、友人の言葉やイラストからもインスピレーションを受ける。粘土・樹脂などを使った造形にも興味があり、「とにかくモノをつくるのが好き」と楽しそうに話す様子から、きっと頭の中ではいろいろなアイデアが、形になるのを待っているのだろうと想像してしまう。絵を描きながら音楽を聴くこともある。好きだというアイドルグループ「嵐」の話題になると、17歳の女の子らしい、はにかんだ笑顔を見せる。
○…現在は、企業のポスター製作を、企画書から作成する課題に取り組んでいて、視覚にうったえるデザインを考案することなどに夢中なのだとか。卒業後は「これまで以上にパソコンの技術を勉強して、製作に取り入れたい」と、都内の専門学校でグラフィックデザインを学ぶ予定。将来はデザイン系の仕事に就くことが夢だ。
○…今回受賞したポスターが貼り出されるのは3年後。「自分はその時専門学校3年生。きっと高校3年生だった頃の自分を思い出すだろう。いろいろな人に、このポスターを見て欲しい」と頬を上気させて話す表情には、まだいかようにも描ける未来への希望が溢れていた。
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