山北町パークゴルフ場の運営に協力するパークゴルフ同好会会長 石川 治夫さん 山北町在住 74歳
オンリーワンを目指して
○…オープンして1年5カ月の町パークゴルフ場。先ごろ協会公認コースにもなった。「利用者は15%ぐらい増えています。嬉しいですね」と柔らかな笑顔に。町に自前のパークゴルフ場がなく、近隣市町に出かけては肩身の狭い思いをしている、と老人会の会長の話を聞き、4年前に17人で有志会を発足する。その後に会は同好会となり、会員も180人近くまで増えた。定期的な大会を開き、先進地を視察することで研究を重ねて、パークゴルフ場開設に向け町に働きかけてきた。「幹事の杉本さんが発足時から中心になり動いてくれました。皆さんの力があってここまでくることができた」と感謝する。
○…山北町山北生まれ。通学した山北高校は、現パークゴルフ場の場所にあった。「戦前は発電所があり、後に御殿場線のトンネルに関連した煉瓦工場ができた。戦後は山北高校の敷地となり、狭くなったことで高校は向原に移転を。この場所は時代の変遷とともに移り変わってきたともいえる」と感慨深げだ。町役場に入庁し、水道、建設、経済、福祉、企画などを担当。「丹沢湖マラソン、カヌーなど色んなことをやってきましたね」と振り返る。「仕事は情熱。オンリーワンを作っていかなくてはいけない」が持論だ。定年後も地域活動を続け、現在は町からの委託でパークゴルフ場の受付業務などをする生きがい事業団の事務局長。第一福祉協議会会長、河村城址保存会副会長等も務める。
○…「公認では下から3、4番目ぐらいに狭い。その分、3m50cmの高低差をつけたことで水はけが良くなり、変化も付いた。芝は管理を専門会社にお願いしているので良質ですよ」と胸を張る。5月には会員が植栽した町自生の野生蘭エビネが、7月にはヤマユリが周辺斜面に花開く。「生涯スポーツとして楽しく仲良く、皆の健康づくりに生かして欲しい」。その想いが、次につながるアイデアを生み出している。
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