あしがらクラシックカークラブ代表として大井町産業まつりに出展した 山崎 憲一さん 松田町松田惣領在住 67歳
クルマで繋ぐ、人と地域
○…1月17日に開催された「大井町産業まつり」の会場に32台のクラシックカーが並んだ。親子連れから年配者まで多くの人が、クルマの前で記念写真を撮る。「こんなに多くの人が観に来てくれるとは思わなかった」と予想以上の人出に声が弾む。走らせればすれ違う人たちを笑顔にさせた愛車は、真っ白なボディに愛くるしくも厳格な”顔つき”で見物客を迎えた。「私たち個人で楽しむのではなく、大勢の方と楽しみを分かち合いたい」その一心で今回初めて町主催のイベントに参加した。
○…昭和のクルマ好きが集まり、愛車を囲みながら雑談、整備をしていたが、回を重ねる毎に仲間が増えていった。「初対面でも、同じ趣味を持っていれば打ち解けるのに時間はかからない」と、気づけば32人。2カ月に1度、山北の丹沢湖や箱根の大観山に車を走らせるようになった。知人から「自動車学校のイベントに参加しないか」と声をかけられたことがきっかけで会を設立。「この地域に住んでいるからこそ”あしがら”は入れたい」と、2015年11月1日に正式に「あしがらクラシックカークラブ」と命名し、設立した。
○…山北町川西生まれ。父親の「スバル360」を借りて乗っていた10代の頃、オートバイや車に夢中になった。20歳で就職し機器メーカーで社内の消防組織に入った。「こんな仕事もあるんだ」と、25歳で足柄消防組合で消防士の道に進み、定年まで足柄上地域の消防士として勤めた。趣味は乗り物だけでなく、スポーツならテニス、家庭菜園は100坪の畑を借り、季節ごとに野菜を育てる。
○…小学1年生と3歳の孫がいる。絵が得意な孫が描いてくれた「おじいちゃん」の似顔絵は、手離せない”宝物”だ。「クルマを通して地域の活性化につなげたい」。産業まつりで見物者との交流を経て目標を見出す。「こんな車もあったんだと知ってもらうために、展示を続けていきたい」
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