あしがらタグラグビークラブの代表を務める 柳井 智生(ともお)さん 開成町吉田島在住 70歳
やると決めたら一直線
○…2015年に開成町でタグラグビークラブを立ち上げた。タグラグビーはラグビーのようなタックルはなく、腰に付けたタグを引き抜く独特なルール。「老若男女問わずに楽しめるスポーツ」だという。現在、クラブには小学生約30人が所属。経験者が少なく、保護者と二人三脚で指導してきた。2年目の今年、県大会で優勝した。「まだ成長中のチーム。これからもっと楽しみ」
○…福島県郡山市で生まれ、2歳のときに東京都中野区へ引っ越し大学ラグビーの強豪の1つ、成蹊大学付属の小学校に入学。中学でラグビー部の門を叩こうとしたが友人に誘われ水泳部に入部。中学2年生のときに短距離の自由形でオリンピックの強化候補選手にも選ばれた。高校は水球でインターハイに出場、大学では一転し「マスクに憧れて」アメフト部へ入部。「興味を持ったらとことんのめり込む典型的なB型の性格」と笑う。
○…大学で経営工学を学び、卒業後は航空自衛隊の防空システムの更新改良準備作業や渡米してアルミホイールの販売、タイヤの輸入販売会社を興すなど「新しいことに挑戦する毎日だった。それが楽しかった」と笑う。多忙な中でも休日は息子が所属するサッカークラブでコーチを務めスポーツと離れることはなかった。タグラグビーを始めたのは開成町総合型スポーツクラブのマネージャーとして公園の活用を考えたとき。息子が小学校の授業でタグラグビーをして楽しんでいたことを思い出し取り入れることにした。
○…県ラグビー協会にも所属し、県内で普及活動に取り組んでいる。今の目標は足柄上地区のタグラグビー人口を増やすこと。小学校卒業後にもプレーできるシニアチームを作りたいという。「将来、指導者としてクラブに戻ってきてくれたら嬉しい」。住まいも昨年、小田原から練習拠点の開成町に移し地域密着で活動している。
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