理科クラブが順調な船出 参加児童「楽しい」「次もまた」
子どもたちが理科に興味を持てる活動をしようと今春発足した日立横浜理科クラブ(平塚重利理事長/戸塚町216)が順調なスタートを切った。7月から区内6カ所の地区センター等で開催した教室への参加児童は250人超。このほど発表したアンケート結果では「楽しかった」「またやりたい」との答えが大半を占めた。
日立横浜理科クラブは(株)日立製作所の元グループ社員らが講師となって、理科やものづくりの楽しさを子どもたちに伝えようと活動をスタートさせた。
7月から順次開いた理科教室「ふしぎ発見理科ひろば」を前に用意した教材は、モーターで動く「飛行機タワー」や発電の仕組みを知る「風力発電」、風圧を学ぶ「かざぐるま車」など6種類。モーター一つから会員の手作りだ。
子どもの理科離れが指摘される昨今だが、蓋を開けてみれば真剣な表情で教材に相対する大勢の児童の姿があった。「うまく動かず泣き出してしまう子もいた」(平塚理事長)が、教材を完成させると一様に満面の笑顔を見せたという。
参加児童ほぼ全員から回答を得たアンケートでは「とても楽しかった」「楽しかった」、「今後もたくさんやりたい」「今後もやりたい」が大半という結果。6カ所の地区センターからは次回の開催依頼を受けたほか、学校、地域団体からもオファーが舞い込んだ。
「子どもたちは実は理科好き。面白さを大人が工夫して伝える必要がある」。平塚理事長は半年の活動を振り返り、そう語った。
新たな教材開発も
課題は36人(10月22日現在)からの人員増強と活動資金の確保。運営は(株)日立製作所や会員からの寄付金で成り立っている。
一回の出動に対する報酬は数百円だが、子どもたちの笑顔を脳裏に浮かべ教材づくりに励む会員の表情は明るい。
平塚理事長は「新たな教材開発も手掛けたい。今進めているのはクリスマスの音楽が流れるメリーゴーラウンド」と話してくれた。
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4月18日