神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2017年2月16日 エリアトップへ

創部50周年を迎えた小学生野球チーム「永田オックス」の監督を務める 乙骨 泰寛さん 永田北出身 35歳

公開:2017年2月16日

  • LINE
  • hatena

大好きなオックスに恩返し

 ○…伝統ある小学生野球チームの監督に今年から就任した。「節目にやらせていただける。野球の楽しさを多くの子どもに伝えていきたい」と熱い眼差しで語る。2月11日の記念祝賀会では、半世紀にわたりチームを支えてくれた大勢の関係者から激励を受けた。「歴史を感じる」と今後に向けて身が引き締まったという。

 〇…永田小学校に通い、野球は3年生で始めた。入部後は「練習がある週末が待ち遠しかった」という。俊足・強肩を武器に好打の投手として活躍。主将を務めた6年時は、チームが目標に掲げる横浜市小学生野球連盟(YBBL)の本部大会出場を果たした。野球に教わったのは諦めない心。試合で劣勢に立たされた時、いつも監督が力強く選手を奮い立たせてくれた。「常に本気の姿勢。厳しさと楽しさを教えてもらった」と振り返り、指導する側になった現在、「大人が諦めたら終わり」と戦い続ける心を背中で伝えたいという。

 ○…高校1年で脚の靭帯を負傷。満足にプレーができなくなったが、野球に対する思いは変わらなかった。20歳で結婚し、2人の息子を授かって描いた夢は大好きな永田オックスに子どもを入部させること。「少年野球はスタートの場所。恩返しがしたかった」と5年前に長男が入部したのを機に自らも指導者になった。昨年、練習途中に約30分の自由時間を設けると「子どもが興味のある練習を自発的に始めるようになった。『今やりたいこと』を知ることができた」と言い、選手が秘める長所や可能性を引き出す指導を心掛ける。

 〇…旭区で妻と長男、次男と暮らす。平日は営業職で汗を流し、週末は永田北の実家に戻って選手の指導へ。野球は子どもの頃から生活に染み付いており「雨が降って練習が中止になるとやることがない」と笑う。「60年、70年と歴史を築いて、いつか自分の教え子がチームに戻ってくれるようになれば」。大好きなオックスで夢は続く。

南区版の人物風土記最新6

高野 一哉さん

県内の若手塗装業者らによる「神奈川昭和会」の会長を務める

高野 一哉さん

別所在住 42歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

竹内 一郎さん

市大病院の医師で能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

二葉町在住 51歳

3月7日

川崎 順一朗さん

理容店「ヘアーサロン アンス」の店主で、県の優良衛生技能者に選ばれた

川崎 順一朗さん

山王町在住 61歳

2月29日

千原 幹男さん

2月17日に餅つき大会を行った中村町一丁目第二あずま会の会長を努める

千原 幹男さん

中村町在住 76歳

2月22日

佐藤 和義さん

「桜剣士会」の創設者で、今年度の市スポーツ普及功労賞を受賞した

佐藤 和義さん

南太田在住 65歳

2月15日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook