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南区版 公開:2012年10月11日 エリアトップへ

10月5日、南防犯協会の新しい会長に就任した 渡部(わたべ)清晴さん 中島町在住 79歳

公開:2012年10月11日

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筋を通し、安全と伝統守る

 ○…区民に防犯の意識を啓発する活動などを行う協会の副会長を6年間務め、トップに就いた。近年、防犯パトロールを行う町内会が増えてきた。「地域で事件があるとパトロールも活発になるが、それがなかなか続かない。パトロールを通して顔なじみを作り、ほかの活動につなげてもらえば」と願っている。

 ○…石炭、製鉄工場を営む家に生まれ、後に養豚業に。飲食店の売れ残りや返品された商品を店から手に入れ、飼料にした。売れ残りには”高級品”も多く、豚はよく育ち、高く売れることもあった。1970年からは養豚場を駐車場にするなど、不動産管理業が中心に。その前から体育指導委員(現・スポーツ推進委員)を務めていたこともあり、本大岡地区の少年野球の充実に力を入れた。当時、地区内には19チーム、500人の選手がいた。「大会のトロフィーや優勝旗を立派なものにしたら、選手や監督のやる気が違ってきた」と懐かしそうに振り返る。

 ○…75年からは町内会長に。近くの若宮八幡宮を支え、例大祭でも中心的な役割を果たしてきた。「最近はごぼうじめ(しめ縄の一種)の張り方を知らない人も多くて」と神事の伝統が受け継がれないことを嘆く。筋が通らないことがあれば、区役所や警察にも言うべきことを言ってきた。そんなこともあってか「けんかっ早い」と言われることも。「けんかはしない。仲裁は得意だよ」と笑う。今でも多くの頼まれごとがあるのは、絶大な信頼の裏返しだ。

 ○…地区の連合町内会長を10年務め、関係する役職も増えてきた。10月は出身校の大岡小創立140周年記念式典も控え、その準備に追われる。「130周年の時と同じあいさつという訳にはいかないからね」と苦笑い。「自分がいなくなっても続けられる体制を作りたい」。防犯活動の旗振り役として「地域がきちんとしていれば犯罪は起きない」と言い切り、地についた防犯活動を目指す。
 

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