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南区版 公開:2013年10月17日 エリアトップへ

ソフトボール女子日本リーグの試合で南区から初めて公式審判員に選出された 長塚 寿さん 南太田在住 63歳

公開:2013年10月17日

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選手に愛される審判員に

 ○…10月12日、13日に保土ケ谷・神奈川新聞スタジアムで行われた試合でジャッジを行った。試合は女子1部リーグの公式戦で、日本代表選手が選ばれる国内で一番大きな大会。県内から選出された8人のうちの1人となり「すごく嬉しい」と笑顔で話す。

 ○…社会人になった直後は高校時代の友人と草野球チームを組んでいたが、人数が減ってきた。40代の時、南太田3丁目のソフトボールチームの存在を知り、参加するようになった。「上手い、下手よりも楽しくできれば」と話すも4番バッターとして活躍。「最後は4番目のバッターだったけど」と笑い飛ばす。審判になったのは46歳の時。ほかのチームに同世代で選手と審判を兼ねる人がいた。「あの人ができるなら自分もできる。ルールを知っていた方がチームに貢献できる」と思い、講習を受けた。審判には1種から3種まであり、最高位の1種を60歳で取得。「4カ月の研修と試験、実技があった。60歳だったから覚えられなくて」と苦笑い。合格を半ば諦めていたが、会社に連絡が来て思わず「やったー」と万歳したという。審判員としてのモットーは「選手が気持ち良くプレーできるように」。

 ○…生まれも育ちも南太田。近所はみんな顔見知りでバーベキューをしたり、趣味で作った漬物を配ったりするという。普段は、売上など管理する管理部の嘱託社員として働くが、もう一つの顔が毎年11月に横浜橋である酉の市の露天商。親戚の手伝いで参加し、20年以上になる。自宅ガレージには今年販売する熊手が置いてあり、一番大きいものはこれから作るという。

 ○…「一日外にいて、帰れば汚れた審判着を洗濯に出すだけ。家族の協力なしにはできない」と感謝を口にする。「街でソフトボール部の学生から声をかけられた時は、審判員冥利に尽きる」と笑顔。これからも選手に愛される審判員として、公正なジャッジを続けていく。

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