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南区版 公開:2014年5月8日 エリアトップへ

南区インディアカ協会の会長として競技の普及を図る 村田 富栄(とみえ)さん 大岡在住 62歳

公開:2014年5月8日

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尽きることない競技愛

 ○…先端がボールになった直径30cmほどの羽根を使うバレーボールに似たスポーツの「インディアカ」。1992年の同協会設立当初から会長を務める。現在、加盟するクラブは12で、会員は157人。区内の学校や地区センターなどで練習し、交流を深めている。自らは「オリオン」というクラブに所属。3月に行われた市大会では、45歳以上の選手が出場するシニアの部で3位に輝いた。「南区はまとまりのあるチームが多い。試合はみんな夢中になっている」。その姿からは若々しいオーラがみなぎる。

 ○…愛甲郡愛川町で生まれ、豊かな自然の中で育った。中学でテニス部に所属したが「あまり真面目に取り組んでいなかった」と苦笑い。学生時代はスポーツに夢中になることはなかったという。「この年になってスポーツに熱中しているのが不思議。もっと早くインディアカに出会いたかった」。競技を通じて若い世代と接することも多いが、その運動能力の高さがうらやましいという。

 ○…父が大工職人だったことに影響を受け、設計を学ぶために小田原の工業高校に入学。卒業後は横浜市の職員として港湾局に勤務し、赤レンガ倉庫や港の建築、設計に現場監督などで携わる。「本当は都市計画をやりたかった」と冗談を交えて語る。結婚を機に南区別所へ。30代のころ、横浜市の「さわやかスポーツ」事業を通してインディアカを経験したことがきっかけとなり、協会を設立した。「最初のころは大会で使う横断幕を、大きな模造紙に手書きで作った」と当時を嬉しそうに思い返す。

 ○…7年前に大岡へ。現在、家族4人で暮らす。南区での生活は30年以上で「人と人とのつながりを感じるまち。引っ越しをする際、別の場所も考えたけど、やっぱり南区になった」とほほ笑む。「もっとたくさんの人にインディアカを広めたい」。包み込むような優しさと競技への愛情は、今後も尽きそうにない。
 

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