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南区版 公開:2015年1月1日 エリアトップへ

県走友会連盟の元理事長で「横浜マラソン」の開催に尽力した 三島 啓三さん 永田みなみ台在住 80歳

公開:2015年1月1日

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マラソンを横浜の希望に

 ○…横浜でのフルマラソン開催に向け、1980年に発起人の一人として創立させた県走友会連盟。当時10万筆を超える署名を集めたが、実現には至らなかった。「大変失望した」と振り返る。30年の時を経て、今年3月の「横浜マラソン2015」で描いた夢が実現する。「全国から注目されるので成功してほしい」と心から願う。

 ○…島根県で生まれ、幼いころから体を動かすことが好きだった。小学4年生の時、校内マラソンで優勝。上級生から「『コースをショートカットした』と言いがかりをつけられ、暴力を受けた」。その悔しさをぶつけ、翌年も1位に。「そうしたら、何も言われなくなった」と負けん気が強い。中学ではバレーボール部に入り、地方大会で優勝。運動には自信があった。

 ○…関西の大学を卒業。広告関連の会社で営業を担当し、取引先で出会った妻と結婚した。30代半ばで永田みなみ台に越すと間もなく、「日本で『ジョグ』という言葉が使われるようになった」と欧米から日本へランニングブームが到来。南永田団地周辺を夫婦で走り、40歳を過ぎてからフルマラソンに挑戦。世界的に有名なニューヨーク、ロンドンの大会にも出場した。77年には、「走る人が多くなり、まとまれば面白いことができそう」と妻らと横浜中央走友会を設立。翌年から99年まで開催した永田を舞台にした「元旦マラソン」は、元日恒例の名物大会だった。「年末年始は準備が忙しく、しばらくの間『紅白』が見られなかった」と冗談交じりに語る。

 ○…10年前からパーキンソン病を患い、体を動かすのに苦労する。仕事や走友会の活動は退いたが、「もう一度、少しでも走りたい」という希望を持ってリハビリに励む。横浜マラソンには、いつも寄り添ってくれた妻がボランティアスタッフとして参加する予定。ランナーの思いが詰まった夢の大会を「横浜の新しい希望に」と静かに見守る。

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