南区サッカー協会の会長として少年少女への普及を図る 内山 健一さん 大岡在住 59歳
ボールでつながる友情の輪
○…少子化が進む中で未就学児からサッカーに親しんでもらう機会を作ろうと11月23日にキッズフェスティバルを開催した。区協会に加盟する少年少女のチームは5つ。決して多くはないが「少ないなりに小回りが利いて運営はうまくいっている。活発に意見が出る」と手応えを感じている。
〇…大岡で生まれ育ち藤の木小学校出身。南が丘中学校時代は野球部だった。身長が高く「的が大きいからポジションはキャッチャーだった」と振り返って笑う。その後もサッカーとは無縁だったが、長男が小学3年生の時、少年サッカーチーム「藤の木SC」に入ったことでコーチの補助や審判を務めるようになった。数年後には同チーム代表に就任。3人の息子は全員、藤の木SCでサッカーを経験した。「一生懸命ボールを追いかける姿を見るのが楽しかった」。試合が続く週末は保護者が集まって声援を送り、交流の輪が広がった。県社会人リーグに登録する成人チームもある藤の木SCの代表は、現在まで約20年務める。
〇…10年前に協会長に就任。小学生を12歳以下、8歳以下などの年代別に分けて実施する大会運営などに尽力する。市内18区の選抜チームが横浜ナンバーワンを争う今夏の「横浜F・マリノス杯」では、南区トレセンが準優勝に輝いた。来年2月には、決勝戦が日産スタジアムで行われる選抜大会を控えており、「勝ち進んでスタジアムに連れて行ってほしい」と微笑む。
〇…都内の会社で営業の仕事をこなし、週末はサッカー。慌ただしい日々を送る中、「体を動かしていたほうが調子が良い」と日曜早朝は同世代の友人と藤の木小に集まってサッカーを楽しむ。汗を流した後、参加者で行う小学校周辺の清掃活動は約5年継続している。区協会では、12月に中区、西区の少年チームとタイアップした初の大会も予定。サッカーボールでつながる友情の輪を市内に広げていきたいという。
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