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保土ケ谷区版 公開:2012年9月27日 エリアトップへ

「身体障害者補助犬」の普及を目指したコンサートを主催する音楽家 久保 友子さん 法泉在住 55歳

公開:2012年9月27日

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「演者」と「裏方」、二足のわらじ

 ○…「盲導犬」や「聴導犬」「介助犬」の普及促進などを目的に2003年から毎年行ってきたチャリティコンサートの開催告知のチラシには、10回目の節目に「ファイナル」の文字が。「一応最後なので、皆さんとお祭り気分で盛り上がれたらいいですね」と、晴れやかな表情で抱負を語る。

 ○…元々プロのマリンバ(木琴)奏者として、ソロリサイタルが開けるほどの実力派。様々なチャリティコンサートにも出演し音楽による慈善活動を演者の一人として傍観しているうちに「私も本格的に『裏方』をやってみたい」という衝動に駆られたのだという。

 ○…当時は、ステージ経験は豊富だが裏方の仕事は素人同然の状態。「自分で会場予約をしたこともなかった」と苦笑い。それでも持ち前の熱意と飄々(ひょうひょう)としたキャラクターで周囲を惹きつけ、音楽家仲間とボランティアグループ「ルミナント」を結成。コンサートの基盤を構築し、補助犬を育成する各種公的団体からも早々に協力を取り付けた。また著名なアーティストにも「ダメ元」で出演依頼を続け、ゲストとして登場してもらう事もしばしば。さらにプログラムの合間に盲導犬のデモンストレーションを行うなど、普及促進の目的もしっかり果たしてきた。自身も、補助犬に相応しいとされる「ラブラドールレトリバー」を長年飼い「人懐っこくて仕事が好き」といった犬種的な特長や、その重要性を熟知している。それだけに「(補助犬は)人に命じられて嫌々やらされている訳ではないんですよ」という言葉には、力が籠る。

 ○…10回で一区切りとするのは、当初からの既定路線。今や毎回15万円前後の寄付金が集まるほどの人気イベントに成長しただけに、継続を望む声も多いが「決めていたので…」と未練はない様子。それでも「一つのシリーズとしては終わりですが、何か別の形を模索していければ」と、先を見据え力強く語ってくれた。
 

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