県政報告「神奈川県の見える化」【7】 「集団的自衛権」本県は「議論すらせず」 神奈川県議会議員 結い・維新の会県議団長 赤野たかし
現政権は本年7月1日の臨時閣議で「集団的自衛権の限定容認」とする、これまでの憲法解釈を変える閣議決定をしました。神奈川県は、昭和27年の平和条約発効時、米軍基地が162カ所も存在。その後、整理、縮小が進みましたが、現在13カ所(県土面積の約1%)、沖縄県に次ぐ「第二の基地県」と呼ばれています。
【この閣議決定に疑問を呈す「結い・維新の会」】
この閣議決定の前後に県議会にも県内多くの団体、個人から「慎重もしくは反対を求める」陳情書が出され、私たち「結い・維新の会」は、これらの陳情について「了承(受け付ける)すべき」と判断したのに対し「自民、公明、みんなの党」等は、これら全てについて「不了承(受け付けない)」とし、結果これら陳情書は多数をもって不了承となりました。
私たち「結い・維新」の見解は、両党とも、自国もしくは他国への攻撃を問わず、それにより日本国民や領土等に重大な戦禍が及ぶ蓋然性が高い場合は「自国防衛」として「自衛権行使」すべきという点で完全に一致しており、この考え方に開きがあるとの一部報道は「間違い」であると言わざるを得ません。
本件の何よりの問題は、国の安全保障に関わる最重要項目を国会で十分な審議も経ず閣議決定し、かつこの件を県議会でも「議論すらせず」スルーしたことです。
【そもそも「地方自治や議会」とは何か】
私も当然外交、防衛などの行政分野は国の専管事項との認識を持っていますが、議論すらしないのは、地方政治の否定につながります。県には「基地対策部」があり、最近は「オスプレイの厚木基地飛来」関連の情報が私の事務所にも入ります。改めて「地方議員の質」が問われ、この国の統治機構を考える中で「地方自治や議会のあり方」にも国民的議論が必要です!
神奈川県議会議員 赤野たかし
青葉区美しが丘4-1-1-302
TEL:045-517-4476
FAX:045-909-5322
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「社会保障政策」の責任者として4月4日 |
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