青葉区版 掲載号:2018年8月9日号 エリアトップへ

「横浜市アマチュア無線非常通信協力会」の会長を務める 鈴木 智夫さん 緑区在住 71歳

掲載号:2018年8月9日号

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趣味の無線で「人助け」

 ○…「市民を守る手助けができれば――」。災害時にアマチュア無線を使い、地域防災拠点から被害状況などの情報伝達を行う「横浜市アマチュア無線非常通信協力会」。市内18支部、989人の会員を束ねる会長に就任し、現在は9月の「防災の日」に合わせた市の総合訓練に向けて準備を進める。

 ○…逗子市出身だが、少年時代は親の転勤で日本各地を転々とする生活。機械いじりが昔から好きで、自作した受信機から流れた音声でアマチュア無線と出合う。高校2年の時に猛勉強して免許を取得し、当時住んでいた横須賀市から電波を発信すると応答したのはカリフォルニアに住むアメリカ人。「外国人と話せるなんて」と国籍を超えて繋がる面白さにのめり込み、その趣味は現在まで続く一生の宝物になった。

 ○…無線好きが高じ、理系の大学卒業後は通信機器とコンピューターの会社に就職。技術者として40年以上勤めた。協力会に入会したのは40代の頃。防災訓練をきっかけに「趣味を通じて地域貢献がしたい」と活動を開始。震災直後の混乱下にあっても無線なら正確な情報を確実に伝えることができる。ボランティア団体として自分たちができる範囲の活動でありながら、人命にも関わる重大な役目だ。協力会では自宅のある緑区で支部長を務め、本部の副会長、そして会長に。「無線を手段にいざという時に地域を守る、頼られる存在になれれば」と思いを語る。

 ○…孫が2人。「無線を勧めてみるけど反応がないね」とこぼすが、その表情は好々爺そのもの。仕事で培った「努力は裏切らない」を合言葉に、会長として医療機関や高齢者施設、市外の協力会と連携を図りたいと抱負を語る。若手会員の増強を課題に挙げながら、今後も各所と協力して”万が一”に備え続けていく。

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