約6000平方メートルの雨水調整池を民間に貸付 市政報告 保木のビオトープが消滅? 日本共産党横浜市会議員 大貫憲夫
保木公園とグラウンドに隣接している「美しが丘西第一雨水調整池」(6037平方メートル)について、横浜市は全面ふたがけして民間事業者に貸し付ける計画を明らかにしました。
雨水調整池は降雨時に一時的に雨水を貯留することで、河川の急激な増水、氾濫を抑えることが目的ですが、市は1992年から身近にある生物生息空間(ビオトープ)として整備、創出してきた経緯があります。
今回明るみに出た計画では、雨水の貯留量は維持されることになりますが、ビオトープそのものは失われてしまいます。このまま貸付が進むと、貴重な空間がマンションに変わるかもしれません。
市側の説明によると、貸付は雨水調整池の維持管理を行うための財源確保策で、敷地面積や立地状況から美しが丘西が選ばれたとのこと。ビオトープはお金にはなりませんが、宅地開発で失った自然環境を復元している貴重な場所です。安易に貸し付けてしまうことが、本当に良いのでしょうか。
区議員団でも意見分かれる
市側から説明を受けた青葉区選出議員団会議の場でも、【1】土地の有効利用等から積極的に進める【2】環境問題の観点から、地元の意見を聞き慎重に進める【3】住宅開発地の開放空間やビオトープ事業の大切さの観点から計画を中止するなど、意見が分かれました。
市から示されているスケジュール案によると、2019年度春に貸付事業者公募要項を配布し、提案受付を開始。19年度内に貸付事業者を決定するとのことです。
区民の意見を募集
賛成、反対さまざまな意見があると思います。ぜひ、区民の皆さんの意見をお寄せください。
【メール】mail@ohnuki-norio.jp
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「社会保障政策」の責任者として4月4日 |
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