新しく青葉区長として着任した 小澤 明夫さん 港南区在住 58歳
変化恐れず「前へ」
○…「人材が豊富で、区民の活動が活発。長寿日本一で健康意識も高い。そんな区であり続けられるようにしたい」。区長としての意気込みを語る一方で、新型コロナウイルスの影響から行事はなくなり、地域や団体との会合も開かれていないなど、着任早々厳しい船出だ。「こればっかりは誰のせいでもない。今できることをスピード感をもって何でも行い、区民と職員を守りたい」
○…小田原市国府津の出身。海と山に近く、自然の中で遊ぶ子どもだったと振り返る。公務員を志し、選んだ先はちょうどみなとみらい21事業が始まった横浜市。大きくまちが変わる時期だったことが決め手になった。入庁後は管理部門が多く、「組織は人」が持論。印象深いのは担当部長として、職員の能力開発と健康づくりに関わったこと。職員の心身の健康を守り、成長させていくことにやりがいを感じたという。「人材育成が一番大事。職員が意欲を持ち、能力を発揮できる環境をつくること。それが市民のためになる」
○…家に帰れば娘2人の父親。夫婦共働きで家事は分担し、帰りにスーパーで材料を買って家族の夕食を作ることも多いのだとか。入庁以来の趣味は山登りで、今では北アルプスや八ヶ岳などを縦走する立派な”山屋”。だが、区長となったこともあり、今年は行けないな、と寂しそう。
○…昨年末の区民意識調査で青葉区に愛着を感じている人は約8割。その結果にプレッシャーもあると話すが、「変化を恐れるのではなく、常に変わらないと」。明治大学出身らしく、ラグビーの名伯楽、北島忠治監督の「前へ」を引き合いに思いを語る。進む高齢化に防災、そしてコロナ対策と課題は山積するが、難局を乗り切るリーダーシップに期待がかかる。
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