青葉区青少年指導員連絡協議会の会長として、2020年度の横浜市教育委員会表彰を受けた 越田 美弥子さん すみよし台在住 67歳
明るく一隅を照らす
○…社会教育の分野で尽力した青葉区青少年指導員連絡協議会の会長として、横浜市教育委員会表彰を受けた。例年は青少年の健全育成を目的に区民まつりや区民マラソンなどの運営に協力。だが、今年度はコロナ禍で活動ができず「何もしていないのに」と少し晴れない様子だ。「来年度こそは何らかの形で子どもたちと関わりたい」
○…大阪府出身。昔から負けず嫌いで、ドッジボールでは「男の子には負けたくない」と張り合うような女の子だった。学校の先生になることを夢見て大学受験したが失敗。高校教諭の紹介で銀行に就職するも翌年再び挑戦し、夜間大学に合格。学生との二足の草鞋(わらじ)
を履く日々だったが、仕事のやりがいや面白さが勝るように。1年で中退を選んだが、「合格したら満足しちゃったみたい」と明るく振り返る。
○…結婚後に大阪から世田谷区に移り、出産を機にすみよし台に。PTAの任期を終える時「自分の子どもだけでなく、もっと多くの子どもたちと長く関わりたい」と指導員になった。地域の祭りや公園での映画上映会など子どもたちの思い出づくりに取り組み、「生き生きとした子どもの笑顔を見た時やっててよかったと思う」とほほ笑む。コロナ禍で活動できなくなったが、一斉休校明けから恩田小の通学路に毎朝立ち、登校を見守っている。座右の銘である「一隅を照らす」の通り「小さなことでもできることをやりたい」。
○…他にも自治会長など様々な役職を務める。行事後の打ち上げが楽しみだったが今はできずに「寂しい」とぽつり。外出自粛による子どものストレスを危惧し、「学校や家庭以外で地域との関わりを作っていくのが指導員の役割。息抜きや楽しみになるように考えたい」と前を向く。
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