青葉区サッカー協会会長としてサッカーイベントを企画する 紙本 文夫さん 奈良町在住 68歳
サッカーで地域交流を
○…「サッカーとは何の縁もなかった」と笑うが、子どもが4年生の時に始めたことをきっかけにサッカーと関わるように。一緒に汗を流すことで自身も面白さに目覚め、今に至る。青葉区サッカー協会の会長として3月18日に子どもから高齢者までが一緒に交流できるイベントを企画。「地域の人が世代を超えて交流できる環境を作り、サッカーを生涯楽しめるスポーツにしたい」と意気込む。
○…生まれは鳥取県。山と田んぼに囲まれて育った。小さな集落だったこともあり、地域の絆は強かったという。「村対抗の運動会のような催しがあり、子どもから高齢者までが集う環境があった」。これが今の協会の目指す姿にも重なる。高校時代は文武両道を貫き、正月も休まず練習したほど熱中したのはラグビーだった。学業では「自分が生きた証が残る仕事がしたい」と建築の道を志し、京都の大学の工学部へ。進学後に始めたのはグライダー。「高校時代はラグビーで地べたに押し付けられていた。今度は大空を飛びたい」。飛ぶためのお金を稼ぐために家庭教師から皿洗いまでたくさんのアルバイトを掛け持ちしたと振り返る。
○…仕事は建築の設計一筋。「学校から野球場まであらゆるものを設計してきた」と胸を張る。「人がどのようにその場で過ごすかを考え抜いて設計する」のがポリシーだ。仕事で培った構想力を存分に生かして今回のサッカーイベントも沢山の人が交流できるよう企画。子どもから高齢者まで世代を超えて楽しめる仕掛けが目白押しだ。
○…68歳となった今も仕事、サッカーとまだまだ忙しい日々が続く。孫も5人。「家に遊びに来てくれるのが一番の楽しみだ」という。「大人も子どももゴールを決めた時は笑顔で笑う。孫が社会人になっても笑顔でサッカーができる環境をつくりたい」と夢を描く。協会会長になって3年目。これからもまだまだ現役で地域とともに走り続ける。
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