神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2021年1月14日 エリアトップへ

第6回「糸賀一雄記念未来賞」を受賞したNPO法人インフォメーションギャップバスターの理事長 伊藤 芳浩さん 綱島在勤 50歳

公開:2021年1月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
伊藤 芳浩さん

誰もが心をつなげる社会に

 ○…「糸賀一雄記念未来賞」は、障がい者福祉などへの先進的な取組みを行う団体へ授与される。同法人はコロナ禍での情報格差解消や、手話による医療通訳の普及啓発などに努めた。中でも評価されたのが、聴覚障がいがある人が通訳を通して音声通話できる「電話リレーサービス」の公共インフラ化。自身も生まれつき聴覚障がいがあり、「人に頼らず電話ができるのは、聴覚障がい者にとって大きな自立につながる。10年の活動が報われたよう」と笑顔。

 ○…幼少期から好奇心旺盛で、「母は色んなことを体験させてくれた」と感謝する。仕事を機に横浜市内へ移住。職場で思うようにコミュニケーションが取れずもどかしさを感じていた中、先輩の活動のおかげで手話通訳がついた。働きやすくなった一方で「多くの聴覚障がい者が同じ困難を感じているのでは」という思いから、約10年前に現NPOの前身を立ち上げた。

 ○…川崎市内在住。普段はIT企業に勤める。仕事との両立で忙しい毎日だが、休日は妻や2人の息子と過ごすのが楽しみ。「コロナ禍以前はよく出かけていました。特にキッザニアは、子どもが色んな体験ができて楽しそうだった」。息子には様々な体験の機会を与えることを大切にする。

 ○…法人名の「インフォメーションギャップバスター」には、「情報の格差を無くす」という思いを込める。コロナ禍ではマスク着用により、聴覚障がい者が表情を読み取りづらくなるなど、新たな”バリア”も発生。一方、人々の価値観が大きく変わる現代を好機とも捉える。「昨年はオンラインツールなど、新しいコミュニケーションも普及した。心身の特性にかかわらず、誰もが円滑にコミュニケーションできる社会にしたい」

港北区版の人物風土記最新6

蔵屋 美香さん

2月に全館リニューアルオープンする横浜美術館の館長を務める

蔵屋 美香さん

西区在勤

1月16日

野本 優菜さん

二十歳の市民を祝うつどい実行委員会の委員長を務める

野本 優菜さん

保土ケ谷区在住 20歳

1月9日

アホマイルド坂本さん(本名:坂本 雅仁)

武相高校出身、神奈川の「よしもと住みます芸人」で、県の非常勤職員として街を盛り上げる

アホマイルド坂本さん(本名:坂本 雅仁)

中区在住 46歳

12月19日

市原 淳さん

絵本作家で地区センターのプレイルームのリニューアルをプロデュースした

市原 淳さん

中区在住 54歳

12月12日

鈴木 智香子さん

NPO法人街カフェ大倉山ミエルの理事長で、多世代のコミュニティーづくりを行う

鈴木 智香子さん

大倉山在住 63歳

12月5日

トニー・グッピーさん

トリニダード・トバゴ共和国出身のスティールパン奏者

トニー・グッピーさん

大倉山在住

11月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月9日0:00更新

  • 11月14日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook