ヨーヨーパフォーマー兼社会保険労務士としてトークイベントで講演をする 飯塚 知世さん 綱島西在勤 35歳
好きを貫き”私らしく”
○…社会保険労務士事務所の代表でありながら、昨年10月末の全国大会で優勝するなどヨーヨーパフォーマーとしても活躍する。「競技と仕事を両立させたい」と辿り着いた独自のライフスタイル。1月26日のトークイベント「港福一夜城」では、そんな自身をもとに、常識の枠に捉われない暮らし方について語る。「生き方の選択肢を広げられれば」
○…海外暮らしをしていた小5の時、観光地の土産店で購入したのがヨーヨーとの出合い。直後に帰国すると国内はヨーヨーブーム。放課後は公園で雑誌に掲載された技に友人らと挑戦し、始めてわずか1年で全国大会を制覇した。大学時代には映画での技術指導やスタントも経験。「難しい技と格闘するのが楽しい。小さな道具に大きな世界が詰まっている」と魅力を語る。
○…戦隊ヒーローに熱中し、スポーツが好きだった幼少期。周囲からは「女の子らしくないという視線もあった」。海外生活も含め、そうした経験は、外国人や障がい者、LGBTが輝ける職場支援という社労士としての仕事の柱になっている。現在はヨーヨーで出会った夫と2人の子どもと暮らす。4歳と2歳の子どもたちもさっそく遊んでおり「成長して家族で楽しくできたらいいな」と微笑む。
○…1年前、薬剤師とナレーターを兼任する知人と綱島のスタジオで、特技を生かした教室やイベントを開催するプロジェクトを始動。コロナ禍で活動は制限されているが「多様な人々が、各自の”好きや得意”を表現する場にしたい」と話す。好きな言葉はプロジェクト名にもした「前途洋々」。「子どもたちが希望を持てる、どんな人も個性を発揮できる社会。そんな未来を作りたい」と瞳を輝かせた。
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