1900年4月に開校した横浜市立大綱小学校(高橋享校長)が、昨年開校120周年を迎えた。今年1月には、同校の6年生が中心となり、周年を祝うテレビ集会も実施。「ふれあい・輝く大綱の子」という教育目標のもと、児童の成長を育んできた同校。大きな節目を迎えた1世紀の歴史を振り返る。
同校は1900年4月に「村立高等大綱小学校」として、旧太尾町5番地に誕生した。01年には現在のセブンイレブン横浜大倉山店付近に校舎を移転。この頃はまだ児童数36人だった。その後23年に「大綱尋常高等小学校」に改名され、同年、旧太尾町110番地(現在の横浜トヨペットがある土地)に移転した。直後の9月、関東大震災が発生し、大部分の教室・建物が倒壊。また、45年には太平洋戦争での空襲により、2教室のみを残して全ての教室が焼失した。児童たちはバラック造りの仮校舎で勉強に励んだという。
3度の校舎移転
日本で新幹線が開通した64年、3度目の移転が決定した。67年には待ちに待った新校舎が完成し、旧校舎との”お別れ式”を開催した。児童や教職員が机や椅子、本を持って新校舎まで移転行進する様子は、当時メディアでも報道された。
児童数増加で新校舎完成
直近5年間で児童数は大幅に増加した。2016年に22クラス・623人だった児童数は、現在30クラス・830人にまで上り、5クラスの学年もある。児童の増加に伴い、18年には第3校舎を新設し、8教室を増築した。19年には校庭整備工事も完了し、”大綱っ子”たちは新たな学び舎で日々勉学に励む。
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